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Question
◆当店に寄せられたご質問の中で比較的多い内容をご紹介しています。
Q 1 新車の慣らし運転は必要ですか。必要な場合はどの様にすれば良いでしょうか。
Q 2 暖気運転はどの様にすれば良いですか?
Q 3 逆輸入車と輸入車の違いを教えてください。
Q 4 バイクに乗る頻度が少なく月に1度程度なのですが注意することがあれば教えてください。
Q 5 他店で購入したバイクでも修理してもらえますか?
Q 6 車検はどの位の予算があればいいですか?
Q 7 定期点検は受けたほうが良いですか?
Q 8 エンジンオイル交換はどの位ですれば良いですか?
Q 9 認証工場というのは何ですか?
Q10 新車と中古車ではどちらが良いと思いますか?
Q11 中古車を探して欲しいのですが。
Q12 純正部品はどの位の期間まで買う事が出来ますか?
Q13 オークションで部品を購入しましたが取付をお願い出来ますか?
Q14 社外パーツの装着について分からないので相談したい。
Q15 レンタルバイクは取り扱っていますか?
Q16 暫く乗らないうちに車検(保険)が切れ、エンジンもかかりません。
Q17 バイクを処分したいのですが。
Q18 パーツリスト、サービスマニュアルが欲しいのですが購入できますか?
Q19 バイクに希望ナンバーをつけたいのですが。
Q20 ガソリンはハイオクとレギュラーのどちらを使えば良いでしょうか?
Q21 自賠責保険と任意保険の違いは何ですか?
Q22 バイクを長持ちさせたいのですがどの様にしたら良いのでしょうか?
Answer
回答または解説(当店の経験から独自に解釈している事項もありますのでご参考になれば幸いです)
A 1 新車の慣らし運転について
【中・大型車等マニュアルタイプ】
 慣らし運転は原則必要です。1990年代以降は工作技術も精度が増し、慣らし不要という考え方や車種によって不要というケースもありました。新車は工場出荷時には大抵の場合、シャーシダイナモ上でエンジンテストをしており瞬間的にはレッドゾーン付近まで一瞬ですが回転を上げています。しかし機械的な精度が高くなったといっても金属と金属が擦れあう部分なので初期当りの為にも新車時は回転数を抑えることは必要です。車種によっても異なりますが大型二輪クラスの場合には、最初100kmまでは3,000〜4,000rpm、300kmまでは4,000〜5,000rpm、1000kmまでは6,000rpm程度で抑え、尚且つ急激な回転上昇や速度域に合わないシフトダウンは慎むべきでしょう。また1日で1,000kmを走行してきた方もいらっしゃいましたが、慣らし運転中はある程度エンジンが温まったり冷えたりの熱膨張を繰り返すことも重要です。

【原付・ビッグスクーター等ATタイプ】
 こちらもある程度慣らし運転は必要ですが、殆どの方はそれほど気にされていません。ただ最初の300km程度走行するまではアクセルの全開を避け、穏やかな運転をしていただくようお願いしています。
慣らし運転は各オーナーの意識で行われますが決して不要ではありません。1980年代の輸出仕様車両にはメーターガラスに「Break Caution」というラベルが貼付してあり、北米仕様は1,000mph(1,600km)、ヨーロッパ仕様は1,500kmまで距離に応じた回転数が指定されています。
新車はブレーキの当りが出ておらず効きがやや甘かったり、タイヤは保護膜などで100%の能力を発揮しない等、構成している部品は全て新品ですが新品故にその能力をフルに使用できる状態にすることと、オーナーがその車両に慣れ親しむ期間でもあります。
A 2 暖気運転について
 皆さんも朝起きてすぐに全速力で走るのは体の為には良くないと思われるでしょう。車やバイクのエンジンも始動してすぐに走行開始するのは少々問題があります。暖気運転の目的はエンジンを理想的な状態に近づけ、エンジン内部にオイルを潤滑させることに意味があります。
エンジン停止中はエンジンオイルは重力によって最下部のオイルパンに溜まっています。エンジン始動によってオイルは内部に循環し始めますが、始動直後は最上部のシリンダーヘッドにはオイルが行き渡っていません。また粘度の高い(硬い)オイルであれば尚更です。
また、ピストンやピストンリングはある程度の温度まで上昇した時に真円になる様に設計されており、暖気運転を行うことによりその性能が発揮できるようになります。

 暖気運転は季節や外気温で行う時間が異なりますが、概ねシリンダーヘッドカバーが手で触れられる程度が理想的です。高温になりすぎている時には火傷するのでこの辺は常識的な判断をして頂く必要があります。また、ギアシフトする前にクラッチを2〜3回位操作しておくとギアもスムーズに1速へシフトすることが可能になります。
暖気運転後に走行開始しますがこの時も最初の2〜3km位は穏やかな操作を心掛け、最終的なウォームアップを行います。これを行なって頂くとエンジンの異音発生、各部の異常摩耗を抑止する事ができ、結果的には耐久性伸長に貢献できます。
A 3 逆輸入車と輸入車
 逆輸入車と言われている車両は日本で生産され、仕向地に対して輸出された車両を日本へ輸入した状態の車両が「逆輸入車」とされます。一方、輸入車は外国メーカー製車両や日本のメーカーが現地工場で生産したものを日本へ輸入した車両のことを言います。
国内メーカーの輸入車にも二種類あり、国内メーカーが正規輸入し通常の国内販売ルートで供給するもの、国内メーカー以外が任意に輸入し独自の販路で流通しているものがあります。前者はメーカー保証があり、最近ではタイ工場で生産したグローバルモデルの日本仕様として販売されている車両が増えてきています。タイの他にも台湾や中国で生産した車両もあり、各メーカーの都合で生産拠点が異なっているようです。注意したいのは後者の場合で、国内メーカーの車両なのに国内でラインナップされていない車両(並行輸入車)にはメーカー保証は付帯していません。これは日本向けではなく日本国内での使用を想定していない為、トラブルがあったとしても国内メーカーは責任を持たないという考え方で補修部品等も原則的に供給されません。また国土交通省の認定も取得していないので各種法規に準拠していないケースもあります。

認定問題は逆輸入車でも同様で、「正規輸入車」といわれている車両も国土交通省の認定は受けていません。認定を受けていないから国内で登録出来ないという事ではなく、排気ガス規制や騒音規制などの届け出がされていない為に車検の必要なバイクの場合は個別に車両を検査しなければナンバーが取得できません。
A 4 バイクに乗る頻度が少ないのですが・・・
 1ヶ月の間に一度乗るかどうか位の方には以下の様な保管方法が比較的(何も行わない場合より)有効です。
・ガソリンは満タンに。但し3ヶ月以上経過するとガソリンが劣化する場合もあり、次回の始動不良または不能の要因となります。
・キャブレター車の場合にはフューエルコックをオフ又はストップ位置にして、ガス欠と同様にエンジンが停止するまで待ちます。
 これはキャブレター内のガソリンを無くし、ジェット類の詰まり等を抑止しますが6ヶ月以上の時はお勧めできません。
・バッテリーターミナルのマイナス端子を外す。(アラームや時計は使用不可、デジタルトリップはリセットされます)
・冬季であればバッテリーを車体から外し、室内で保管してください。(状態により次回始動時に充電が必要な場合もあります)
・センタースタンドが付いているバイクはセンタースタンドを使用しましょう。

以上は一般的な方法ですが全てのバイクに該当するものではありませんので、購入店等でアドバイスを受けて下さい。
A 5 他店購入のバイク
 当店以外で購入されたバイクも修理や車検でご利用ください。
但し、著しい改造車や車検合格が困難と思われる車検適用車及び車検非適用車は整備をお受けできない場合があります。
A 6 車検費用について
 251cc以上のバイクには車検があり、新車時3年、以後2年毎に継続をする必要があります。車検はその車両の状態、初年度登録年月によって法定費用が異なります。車検整備時は24ヶ月法定点検を実施、自賠責・重量税・検査印紙を含め当店の場合、初年度登録12年以内のバイクで約\66,000〜ですが、バイクの状態により大幅に異なる場合もありますので一度ご来店頂ければ概算見積額をお伝えすることが可能です。
車検整備時に部品交換・オイル交換等の車検整備以外の作業が追加になる場合はその分が加算されます。
A 7 定期点検について
 定期点検は12ヶ月点検と24ヶ月点検があり、法定点検と言われています。
定期点検を継続的に行う事により、愛車のコンディション維持、不具合箇所の事前発見や予防整備が行えます。定期点検をしない場合はオーナー様自身で不具合に気付き、対応出来ればそれ程問題ではないかもしれません。しかし、それが叶わないのであれば1年に一度位はプロの整備士による点検を行った方が結果的には安上がりになります。年間で5,000km以上走行するバイクには絶対に必要であると考えられます。また、年間走行距離が極めて少ないバイクも当店の簡易点検を受けて頂き、コンディションの維持を図る事をお勧めしています。

 また点検の時期ではなくても不具合箇所があれば随時修理を行わなければコンディションを維持できず、最悪時は修理代がかさむようになってしまいます。例えばブレーキパッドが使用限界まで減った時、適切にブレーキパッドを交換していれば元通りに使用する事が出来ます。しかし、交換をせずそのまま使い続けた場合には本来のブレーキパッドの素材が無くなり、ベースの鉄板が直接ディスクローターを押さえつけ逆にディスクローターを削りはじめます。当然ブレーキの効きは悪くなり、ブレーキを使用した時は結構な音もします。こうなると新品のブレーキパッドに交換したとしても、ローターの当り面が昔のレコード盤の様な状態になっていますのでブレーキパッド面が正常にディスクローターを押さえつけられず、パッドと一緒にローターも交換しなければ元通りにはなりません。このような事に気付けるなら問題は無いのですが、殆どの方は気付かず残念な結果となります。
車もバイクも構成している部品同志が消耗しながら機能している部分が大半です。一つの故障部位を見過ごすと他の部位まで壊してしまう確率が高く、余計な修理代も必要です。それを回避する為にも定期点検は必要です。
A 8 エンジンオイル交換の時期について
 最近は50ccスクーターも殆どが「4サイクルエンジン」を採用しており、エンジンオイルの交換は避けて通れません。
スクーター等はオドメーター(積算計)の数字部分の色が変えてあり、メーカーにより異なりますが走行距離に応じてエンジンオイルの交換時期を教えてくれたり警告灯が点灯し同様に交換を促してくれます。これを無視してエンジンオイルの交換を怠ると直ぐにではありませんが最悪エンジンが動かなくなります。この状態を「焼付き」と言い、原付スクーターではかなり多い症例です。

スポーツバイク等では皆さん気を使っている方が大半で、オーナー様によって交換時期を決められているケースが多く見られます。当店では約3,000kmでエンジンオイルを交換、次回はエンジンオイルとオイルエレメントの交換を推奨しています。交換するエンジンオイルも純正オイルを含め数種類ありますが、性能の優れたオイル=高いのでこの辺はオーナー様の判断で選択して頂ければと考えています。

注意して頂きたいのは高いオイル=長寿命ではない、という事。エンジンオイルは加熱され内部の汚れを洗浄し必要な部位を油膜で守るという重要な役割を持っています。エンジン内部で酸化も進みますし冬季であればエンジン内部の結露により水分が混入する場合もあります。結果的には高いオイルでも普通のオイルでも交換時期は同じと思った方が良いでしょう。しかし、このオイルはイイよ!(=高い)という物は入れて使ってみないと中々分からないものです。当店で取り扱っているエンジンオイルは私達スタッフが試用し、これはイイね、というエンジンオイルです。また距離で管理するばかりではなく、季節が変わってしまったり長期間交換していない場合は例え1,500kmしか走行していなくても交換がベターです。
A 9 認証工場について
 国土交通省が定めている自動車整備工場資格を「指定工場」、「認証工場」と言います。
認証工場はその面積・間口・保有機器・整備士資格が規定を満たし、地域の運輸局長に申請が受理された工場(店舗)です。認証を取得することによって分解整備を事業として営業が出来るようになります。資格は車種別に区分され、大型・普通・小型自動車、軽自動車、二輪自動車という様になっており、当店は二輪自動車の認証を取得しています。

認証取得によって分解整備を事業として許可されている事になるのですが、全てのバイク取扱店が取得している訳ではありません。取得したくとも工場の面積が不足している、整備資格保有者がいない、指定整備機器がない等クリアしなければならない問題があります。しかし実情は認証取得していなくても分解整備を行っているバイク取扱店は沢山あります。
分解整備になる作業はブレーキパッド・シュー交換、サスペンションの分解取り外し、ステアリング周辺の作業、エンジンオーバーホール等は分解整備となり、バイク取扱店や用品専門店でも認証無しで作業をしている場合もあります。これらの未認証工場が無償で作業を行っているのであれば問題となりにくいかもしれませんが、モラルとしては褒められたものではないと考えます。
A10 新車と中古車について
 どちらかといえば新車が良いでしょう。しかし欲しいバイクの新車が販売終了している、予算が足りない等の時は中古車を探す事になります。
当然新車はメーカー保証(正規販売車両等)があり、何も問題が無い状態です。よく初めてだから、どうせ立ちゴケする等の理由から中古車に乗るというオーナー様もいらっしゃいますが、初めてなら新車の方が安心して乗ることが出来ますよ、とアドバイスさせて頂いた時も何度かあります。決して怪しい中古車を取り扱っている訳ではないのですが、中古車は色々と問題のある時が無い訳ではありません。当店で新車をご購入頂き、メンテナンス状況も全て把握できている場合は殆ど問題は無いのですが、そうでない場合も結構あります。そのような場合には極力不具合箇所をチェックし、納車後に問題が起こらない様に整備していますが、電気系統はその時に発見できない場合があります。またタイミング悪く納車後暫くして正常に動作していた部位に不具合が発生してしまった事も過去に経験しています。新車の状態とその構成部品の機能割合を100とすれば中古車はどんなに程度が良好でも80以下、程度によっては50以下かもしれません。
中古車を購入する場合はそのようなリスクが多少なりともある事を十分にご理解を頂ければと思います。
A11 中古車を探して欲しい
 積極的にお探しします。ご希望の車種・年式・カラー・予算等を教えてください。
当店は三大オークション会場の中からご希望の車両候補を選び、ご相談させて頂きながら応札します。
A12 純正部品の販売期間
 メーカーにより、車種によりかなり異なりますが概ね発売終了後5〜7年は入手可能な場合が多いです。しかし販売台数が極端に少なかったり、その車種の部品が他の車種に流用されたりして通常の補修部品以外の目的で使用された場合などは意外と早くメーカー欠品となるケースもあります。また注文時点でメーカー欠品でも再生産されたり入荷待ちの時もあり、取りあえずは待てば入手できる時もあります。当店は純正部品の店頭販売・通信販売もしておりますので入用の時は注意点をお読みいただきご注文をお願いいたします。
A13 持込み部品の取付について
 ネットオークション等でご自身で手配した部品の取付をいたします。取付を希望される場合には取付予定部品の詳細を必ずご連絡を頂き、作業日の予約をお願いいたします。但し以下に該当する場合はお断りするときがあります。
  ・法律(車両法・道路法)に抵触する場合、車検不適合が推測できる部品等
  ・上記以外でも明らかに危険、又は他の車両や歩行者に対して危険を及ぼす可能性や常識を逸脱すると思われる部品等
  ・窃盗の疑いが考えられる部品等
  ・取付に際し多大な加工が必要になる部品等
  ・取付車両の性能あるいは機能が大幅に損なわれる可能性が高い部品等
  ・その他当店の判断で取付及び装着に問題があると思われる部品等
A14 パーツ等の取付相談について
 こんなパーツを取付したい、でも適合が分からない、身近に相談に乗ってくれる人がいない、予算が分からない等々。
取りあえずご相談下さい! 何をどうしたい、というイメージでもOKです。 相談は無料です!
A15 レンタルバイクの取扱いについて
 当店ではレンタルバイクの取扱いはございません。どうしても必要という時はお取次ぎしますのでご相談下さい。
A16 バイクが動かせない、車検・保険が切れている場合
 取りあえずはご連絡下さい。当店から引取りに伺います。(申し訳ないですが遠方は対応できません)
A17 バイクの処分について
 処分されたいバイクの詳細をご連絡下さい。殆どのバイクの引取りが可能ですが一部お断りせざるを得ない場合もあります事をご了承下さい。
A18 パーツリストやサービスマニュアルの購入について
 メーカーより印刷物として現時点で販売されている物は入手が可能です。
パーツリストやサービスマニュアルは二輪取扱店向けという位置付けから、機種発売に伴い発行されています。従いまして発売から年月が経過している車両の物は入手不可だったり、コピー対応で製本されている物より遥かに高い場合もあります。また、取扱店向けということもあり、サービスマニュアルは一定レベルの技術力と工具類を持っているという前提で整備解説されており、見て楽しめる方もいらっしゃいますがスキルのある方向けです。
A19 希望ナンバーが欲しい
 残念ながら今のところ二輪車には希望ナンバー制度は導入されていません。
国土交通省の見解では、二輪ユーザーからの要望が無い、という事が最大の理由だそうです。業界団体等も高速道路二人乗り解禁や制限速度引上げ(既に解決済)と共に署名活動等で働きかけは行っていたのですが、未だに導入の兆しは無いのが残念です。軽自動車の場合は業界団体とユーザー多数の打ち上げ等により、数年前に希望ナンバー制度が導入されています。皆様も陳情の機会があればご協力をお願い申し上げます。
A20 ハイオクとレギュラーについて
 バイクのエンジンは基本的にレギュラーガソリン仕様の場合が多く、現在市販されているバイクはレギュラーガソリンを使用します。しかし、メーカーがハイオクガソリンを指定しているバイクも一部あるようなので取扱説明書等でご確認下さい。

現在販売されているハイオクガソリンは昭和40年代の頃の様にオクタン価が高いだけではなく、色々な添加剤等が含まれているようです。昭和40年代までのエンジンはガソリンに含まれる鉛分でバルブシートの潤滑等をしており、今のガソリンより鉛分が多く含まれていました。しかしこの鉛分により光化学スモッグの発生、排気ガスによる汚染が人体に影響を及ぼす事が判明、昭和40年代初頭頃より自動車の排気ガス問題がクローズアップされ始めました。それ以降の自動車メーカーは排気ガスのクリーン化を余儀なくされ、ガソリン自体の成分も鉛分を減少させ以降の排気ガス規制と合わせてガソリンも改良されてきました。バイクも排気ガスの規制がありましたが、4輪ほど厳しいものではなかったものの国内メーカーの各社はそれ以降のエンジンは全てレギュラー仕様として設計されています。

 現在のバイクにハイオクガソリンを使用しても害は殆ど無く、むしろエンジンの調子が良くなった、燃費が伸びた等という声もお聞きしています。現在入手できるハイオクガソリンは昔程ではありませんがレギュラーガソリンより鉛分は多く、四輪車でもハイオク仕様の車両にレギュラーを使用するとパワーが出ない等の弊害があると説明書に記載されている四輪車もあります。

バイクの場合には圧縮比の高いエンジンや単気筒エンジン、少々年代物のバイク、レーサーあるいはチューニングでパワーをアップしているエンジンには有効と言われています。どちらにせよ価格が異なりますのでオーナーの判断でどちらを使用するかを決めて構わないと考えています。ひとつ注意して頂きたいのはハイオクガソリンの方が添加物が多く、長く乗らない期間がある時や気温が高い夏場等はタンク内で爆発に有効な成分から揮発して残存成分がキャブレターの場合はジェット類を、インジェクションの場合はインジェクターを詰まらせ始動不良や不調を招く場合があります。また今日はハイオク、次はレギュラーでというのは好ましくなく、油種の切替をする時は出来るだけタンク内のガソリンを使い切ってから、もしくは全部抜いてから切り替えて下さい。間違っても安いからといって軽油を使用してはいけません。
A21 自賠責と任意保険
 ナンバー付のバイクで公道を走行する際に絶対に加入していなければならないのが自賠責保険です。一方任意保険は自動車保険の事を指し、任意加入なので任意保険と呼ばれています。詳しい内容は「保険の基本知識」でご紹介していますのでご参照ください。
A22 バイクを長持ちさせるには
 念願が叶いやっと手に入れたバイクを長く大事にしたい、と誰しも考えるのが人情です。しかしその気持ちを持続するのは結構大変な事でもあります。と言うのも、購入直後は少なからずバイクの存在を嬉しく思いますが、時の経過と共にそれが薄れていってしまうようです。その気持ちを如何に持続出来るかどうかによって貴方のバイクはその気持ちに答えてくれると考えています。

その気持ちを持続するのは、日常の洗車やメインテナンスを怠らずそれらを自分で行う事だと思います。洗車してWAXをかけてバイクを磨く事によって、バイクの細かい部分まで自分の目で見て、汚れていれば綺麗にする。汚れが油汚れなら何で油が付くのだろう?と思いますよね。そしてその原因が分かれば自分で対処出来る事は自分で、そうでない時はプロに診てもらい適切な処置をする。また誤ってバイクを倒した、転倒してしまった時は直ぐに修理して元の状態に戻すことも非常に重要な事です。修理コストの問題もありますが、出来るだけ妥協せず完璧に修復する事をお勧めします。汚れを放置したままだったり、転倒痕を残したままだと「まぁ、いいか・・・」という気持ちが強くなり、バイクに対する最初の思い入れ(愛情?)が失せていきます。こうなってしまうとバイクを汚れたまま、或いは傷付いたまま使う事になり、以前は色々と気にしていたのに段々と気を使わなくなり、バイクの劣化が進んでしまいます。

 A7・A8で解説させて頂きましたが、点検とエンジンオイル交換を真面目にしていれば、バイクのメカニカル部位は劣化速度を抑制できます。これに加えてオーナー自身が普段の掃除等で異常や不具合を発見し、早期に対応する事によって貴方のバイクは貴方の期待に添ってくれることでしょう。
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